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病床機能報告制度
病床機能報告制度とは、医療機関のそれぞれの病棟が担っている医療機能を把握し、その報告を元に地域における医療の分化・連携を進めることが目的となっています。
各医療機関が有する病床において主に担っている医療機能を自主的に選択肢、病棟単位でその医療機能について都道府県に報告します。病棟の医療機能を報告する際には、高度急性期機能、急性期機能、回復期機能、慢性期機能から1つを選択します。
病床機能報告の結果については、医療機能や供給量を把握するための目安となります。
2022年 問10
病床機能報告制度の目的でないのはどれか。(2つ)
1) 医療機関の経営状況を把握する。
2) 医療機関間の機能分化、連携を行う。
3) 将来の医療圏ごとの需給関係を分析する。
4) 医療機関が担う医療機能と資源を把握する。
5) 患者に最適な医療機関の選択肢を提示する。
答え 1、5
2021年 問12
病床機能報告制度における病床機能区分でないのはどれか。
1) 回復期
2) 急性期
3) 慢性期
4) 療養期
5) 高度急性期
答え 4
健康診査・健康診断
40歳以上75歳未満の公的医療保険加入者を対象に、特定健康診査(特定健診)が行われています。
特定健康診査の主体者は保険者(健康保険組合等)となります。
特定健康診査の検診項目には以下のようなものがあります。
- 質問票(服薬歴、喫煙歴等)
- 身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
- 理学的検査(身体診察)
- 血圧測定
- 血液検査
脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
血糖検査(空腹時血糖、HbA1c) - 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
- 検尿(尿糖、尿蛋白)
特定健康診査の詳細な検診項目(医師が必要とみとめたとき)
- 心電図検査
- 眼底検査
- 貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値)
- 血清クレアチニン検査
特定健診の結果、生活習慣病のリスクが高く、予防効果が期待できるものに対して特定保健指導が行われます。
内臓脂肪の蓄積を基盤に動脈硬化リスク等を持った状態をメタボリックシンドローム(メタボ)といいます。
メタボの該当判定には一定の基準があります。(必須に加えてA~Cの2つ以上に該当)
- 腹囲(必須)
男性85cm以上、女性90cm以上 - 中性脂肪(A)
中性脂肪150mgdl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満(いずれか、または両方) - 血圧(B)
収縮期血圧130mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上(いずれか、または両方) - 血糖(C)
空腹時血糖値110mg/dl以上 - メタボの判定に体重は使われません。
特定保健指導の対象者は、腹囲が一定値以上、またはBMIが25以上の者で、追加リスクに応じて動機づけ支援、積極的支援が行われます。
2021年 問11
メタボリックシンドロームの診断に用いられないものはどれか。(2つ)
1) 血圧
2) 体重
3) 血糖
4) 尿酸
5) HDLコレステロール
答え 2、4
2019年 問10
1) 健康保険法に基づいて行われる。
2) 糖尿病を対象とした制度である。
3) 保険者が主体となって実施する。
4) 50歳から74歳までが対象である。
5) 受信者全員が特定保健指導を受ける。
答え 3
2018年 問11
特定健康診査の判定項目でないのはどれか。
1) 腹囲
2) 体脂肪率
3) 収縮期血圧
4) HbA1c
5) HDLコレステロール
答え 2
救急医療連携
救急救命士が病院に到着するまで救急車内で傷病者の処置を行います。(プレホスピタルケア)
救急救命士の業務内容は拡大しており、心肺停止状態の患者に対して、輸液、気道確保、薬剤の投与が認められるようになりました。
また、心肺停止でない患者に対しても輸液、薬剤の投与や、血糖値測定、ブドウ糖の投与も認められています。
救急救命士でなくても、一般市民が心室細動の急病人に対してAED(自動体外式除細動器)を用がすることが認められました。
2018年 問12
救急救命士に認められていない行為はどれか。
1) 輸液
2) 採血
3) 気道確保
4) 血糖値測定
5) 薬剤の投与
答え 2
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