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看護過程
看護過程とは、看護師が看護を行うプロセスのことです。
看護過程は、看護アセスメント、看護計画、看護診断、看護の実施、評価の5つから成り立っています。
これらはPDCAサイクルに近似しています。
2022年 問24
看護過程に関連しないのはどれか。
1) 看護計画
2) 看護診断
3) 看護管理日誌
4) 看護基本情報
5) 看護アセスメント
答え 3
2018年 問31
1) 評価
2) 看護計画
3) 共同問題
4) 看護必要度
5) アセスメント
答え 4
共同問題は、疾患、症状、治療内容によって生じ、看護を行う対象が持つ何らかの課題や問題となるため、看護過程に含まれます。
看護必要度
入院患者に必要とされる看護の業務量を推定するためのものです。
入院患者7人に対して看護師1人を配置すると「7対1入院基本料」、入院患者10人に対して1人を配置すると「10対1入院基本料」の適用となる看護体制に認定されるなど国の政策があります。
認定されるものに応じて、入院料の点数が異なります。(7対1は1677点、10対1は1405点など[2024年現在])
ただし、認められるためには評価項目があり、一定の点数をクリアする必要があります。
評価の項目はA~Cの3つに分類され、以下のようになっています。
A項目:モニタリング及び処置(看護必要度)
- 創傷処置
- 呼吸ケア
- 点滴ライン同時3本以上の管理
- 心電図モニターの管理
- シリンジポンプの管理
- 輸血や血液製剤の管理
- 専門的な治療・処置
- 救急搬送後の入院
B項目:患者の状況等 (日常生活機能評価)
- 寝返り
- 移乗
- 口腔清潔
- 食事摂取
- 衣服の脱着
- 診療・療養上の指示が通じる
- 危険行動
C項目:手術等の医学的状況
- 開頭手術
- 開胸手術
- 開腹手術
- 骨の手術
- 胸腔鏡・腹腔鏡手術
- 全身麻酔・脊椎麻酔の手術
- 救命等に係る内科的治療
これら看護必要度は、毎日評価されます。
2022年 問26
看護必要度に関する記述で誤っているのはどれか。
1) 2日1回記載する。
2) 入院患者について評価する。
3) DPCデータを利用できる項目がある。
4) 日常生活機能評価表に従って評価する。
5) 看護必要度に応じて入院料・加算が決められている。
答え 1
看護用語
NANDA-I看護診断
北米看護診断協会が作成した、看護師が独自に診断・介入する患者問題に対して診断名をつけるときに看護師間で解釈が生じるのを防ぐために作られた看護診断のこと。
看護成果分類
看護において期待される結果とそれを評価する指標のこと。NOCともいいます。
看護介入分類
看護介入を概念化し、系統的に分類したもの。NICともいいます。
看護実践用語標準マスター
看護実践用語標準マスターとは、MEDIS-DCが厚生労働省の委託を受けて作成した用語集であり、看護観察編と看護行為編かなります。
2021年 問29
看護実践養護標準マスターが取り扱っているのはどれか。
1) 看護観察
2) 看護管理
3) 看護研究
4) 看護行為
5) 看護診断
答え 1、4
2019年 問33
看護診断群分類はどれか。
1) NIC
2) NOC
3) ICNP
4) NANDA-I
5) SNOMED-CT
答え 4
先進医療
オミックス医療
オミックス情報を駆使して、疾患の予防、診断、治療、予後の質を向上することを目指す医科学研究の名称。
おミックス情報とは、ゲノム[遺伝子・染色体]やトランスクリプトーム[mRNA]、プロテオーム[タンパク質]、メタボローム[代謝物質]など、網羅的な生体分子についての情報です。
オミックス情報に基づく医療について3世代に分けられます。
- 第1世代 - 生得的なゲノム医療(個別化医療)
- 第2世代 - 後天的なオミックス医療(予測・先制医療)
- 第3世代 - システム分子医学(Molecular Systems Medicine)
2019年 問34
ゲノム情報を用いて患者一人ひとりの遺伝的な背景を考慮して提供する医療を指すのはどれか。
1) 再生医療
2) 終末期医療
3) ゲノム解析
4) 個別化医療
5) チーム医療
答え 4
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